ハワイ旅行をする時、参考にする情報がいろんな媒体でありますよね。
ネット上であればブログやまとめ記事、
雑誌であればまっぷる等の旅行雑誌。
年に何度も行けるわけではないハワイ旅行、失敗をしたくない!と思ったら口コミやランキングを頼る方も多いのではないでしょうか?
今回は、ハワイ旅行の際に役立つランキングについて、
「このランキングを基に行先を選んで大丈夫?」ということを検証してみました。
ハワイランキングを行っている団体とその特徴
ハワイランキングを毎年更新して発表している団体は、主に3つあります。
①HAWAII MAGAZINE [BEST OF THE BEST]
ハワイマガジンとは、ハワイや国外で販売されている、34年の歴史がある雑誌です。
主に旅行者向けの情報が載っていて、全文英語なので、英語圏の観光客が読むことが多いものです。
このハワイマガジンは毎年、レストランやショッピング、アクティビティなどカテゴリー別にランキングを作成しています。
ランキングは、読者や編集者の投票により決まるとのこと。
2021年版も、2020年8月31日まで、公式サイトで投票ができるようになっていました。
このランキングの面白いところは、観光客目線であること。
どういう基準かは、投票した人のみぞ知る、といった感じなのですが、
カテゴリーの中には
「Transportation Service」
なるものがあって、2020年は下記の通りです。
ランキング
1. TheBus
2. Roberts Hawai‘i
3. Uber
4. Charley’s Taxi
5. Waikīkī Trolley
これは住民の感覚ではなかなか投票しづらいものなので、旅行者目線なのでしょう。
実際に、読者がどんな人なのかも同社はアンケートをとっていて、
公式サイトでもこんな説明が載っています。
「HAWAII Magazine」の読者は次のとおりです。
- 情熱的でアクティブなハワイ旅行者
- 89%が今後2年以内にハワイを訪れる予定
- 75%が今後12か月以内にハワイを訪問する予定
- 43%が今後6か月以内にハワイへの訪問を計画しています
- 97%はハワイ旅行を計画するためのリソースとしてHAWAI‘Iマガジンを使用しています」
そうです、97%の読者がハワイ旅行に行く前に参考としている、ということです。
その読者が投票するんだから、観光客目線なんだってことですね。
2020年のランキングはこちら。
②ホノルルスターアドバタイザー[Hawaii’s Best]
こちらはホノルルの新聞社が毎年まとめているランキングです。
2020年版が8/16にリリースされています。
新聞社のランキングなので、投票者は地元の人たち。
地域密着型ランキングです。
地元の人に愛されているお店がどこかがわかります。
ハワイに住む人たちの生活感覚が垣間見えるので、
「住むように旅したい」人には面白いと思います。
2020年ランキングはこちら。
③111ハワイアワード
111ハワイアワードは、このランキング作成のために作られた組織と、ハワイ州観光局によって運営されています。
運営には、ハワイ報知社など4つの会社が携わっていて、ハワイの観光業を盛り上げるために立ち上げられた組織と言えます。
実際に、この111ハワイアワードの意義は公式ページによると、この3つ。
1. ハワイ企業の品質向上を促し、地域産業の発展
世界一厳しいと言われる日本人視点から、ハワイの優秀企業を表彰することで、ハワイの製品・サービスの品質向上を促し、地域産業の発展に貢献する。
2. 日本人旅行者の満足度を高め、ハワイの観光促進
ハワイの優秀企業のより良いサービスを受けることでハワイへの満足度向上を図り、ユーザー参加型投票により、ハワイファン数・ハワイでの消費の増加に繋げる。
3. 日本とハワイのメディアが協力し、ハワイの活性化
ハワイ関連の日本語メディアが一体となり、ハワイのより良い情報を配信することで、ハワイの地元企業やブランドの価値を高めることで、地域の活性化に貢献する。
日本人による、日本人とハワイのためのランキングなんですね。
他のランキングが1〜3位の発表であることに対して、111は1〜10位まで発表しているのも、より多くの素晴らしいお店に触れる機会を提供していると言えます。
カテゴリーも、旅行の時に選ぶ機会のあるワードがたくさん。
レストランも和食、中華、という括りだけでなく、ポケ、パンケーキ、など、観光客が「あれ食べたい!」と出てきやすいワードでカテゴリー化されています。
「習い事、学校」まであるので、長期滞在の人にもいいかもしれません。
ランキングに出てくるお店は、「そういえば最近よく見る、聞くなぁ」というところがたくさんあり、その中で実際に人気なのはどこ?ということが広告抜きで、わかります。
実際に体験してみると、満足感の高いお店がたくさんありますよ。
どれが一番納得度の高いランキングなの?
投票の仕方だったり、投票者が自分と感覚の似ている人である程、
旅行で満足度の高い訪問先を見つけられるランキングということになると思います。
それを基に納得度の高いものを考えたら、
やはり
「111」
なんですよね。
何故なら、ハワイ好きの日本人が投票しているから!
これはランキングに出てくるお店の名前を見ても納得度が高いです。
「あー、ここ私も好きだなー」とか
「ここ最近よく聞く名前のレストランだなー」といった感じのお店が多く名を連ねています。
その他のランキングは、こんな理由で納得度が下がります、ということをまとめました。
①HAWAII MAGAZINE
ランキングに出てくる名前のお店が、必ずしも日本人好みのお店ではないんです。
例えば、イタリアン。
日本人はアルデンテのパスタが好きですが、アメリカ人はうどんのように、もちもちぷるぷるの、良く茹でられたパスタが好きだったりします。
なので、イタリアンのレストランランキングにはアメリカ人好みのパスタのお店が入っています。
Bucca di Peppoみたいに。
それから、投票の方法がちょっと誘導的。
カテゴリー毎に、投票する候補の名前が並べられているんです。
レストランだとこんな様に。
Best Restaurant
○Alan Wong’s Honolulu, Oʻahu
○Beach House Restaurant, Kaua‘i
○Duke’s, O‘ahu, Maui, Kaua‘i
○Lineage, Maui
○Mama’s Fish House Restaurant & Inn, Maui
○Merriman’s Hawaiʻi, Oʻahu, Hawaiʻi Island, Maui, Kauaʻi
○Roy’s, O‘ahu, Maui, Hawai‘i Island
○The Surfing Pig Hawai‘i, O‘ahu
Don’t see your choice in the list above? Type it here.
これは、この中にあれば○の中に・を入れて投票する、
なければ空欄に名前を打ってね、というものになります。
この候補はどうやって出されたのかちょっと疑問です。
手間を省くためかもしれませんが、少し誘導的に感じますよね。
②ホノルルスターアドバタイザー
地元の人が投票をしているのは上でもご紹介しましたが、
だからか、ランキングに出てくる名前を見ていると、
「コストパフォーマンスがいい店」が有力なのかな、といった感じがします。
言うなれば「生活密着型のランキング」なので、旅行者が求めている店とは違うことがあります。
サンドイッチカテゴリーの1位はサブウェイだったり、
アラモアナショッピングセンター内の店の1位はデパートのメイシーズ、3位はユニクロだったりして、
観光客からしたら「欲しいのはその情報じゃ無い」なんてことになるのです。
そしてランキングのカテゴリーが毎年変わってしまうのが難点。
カテゴリーが他のランキングより細かいんですよね。
「レストラン」とかじゃなくて「タピオカドリンク」とか「モチ」とか。
なので、ブームを迎えたものは突然カテゴリー入りするし、
ブームが去ってしまったから、もしくは他のブームの品を載せたせいで去年あったカテゴリーが、この年には無い!
なんてこともあります。
ですので、「このレストラン、去年はランクインしているのかな-?」なんて過去のを探してみると、
「カテゴリーごと無いじゃん!」なんてことが、まぁあります。
111ハワイアワードの2020版発表はいつ?
公式サイトには発表時期として2020年春頃と記載があるのですが、
今年はまだ発表されていません。
他のランキングと違って、表彰式とセットで発表というスタイルを取っているからのようです。
そこで、運営側に発表時期や方法の変更について問い合わせてみいたところ、以下の返答が返ってきました。
「お問い合わせの件ですが、ウェブのニュースに掲載させていただいてます通り、今年はオンラインでのバーチャル発表会を予定しております。
大変申し訳ありませんが、現時点ではいつ頃に開催するかは未定となっております。
我々としても、少しでも早くハワイの規制が解除され観光業再開と、
ハワイでのウィルス感染拡大防止の両立ができることを祈りつつ、
これらの状況次第で、発表のタイミングを決めたいと考えております。
発表の時期が決まりましたらすぐにウェブサイトや各SNSにてお知らせいたします。
このような状況ですので、どうぞご理解いただければ幸いです。
今後ともハワイ応援の方、よろしくお願いいたします。
111-HAWAII AWARD 事務局」
オンラインでのバーチャル発表会!
でも、ハワイで感染者数が再び増加してしまったり、それに伴い再びロックダウンに入ってしまっていたりして、見通しを立てることも難しいようです。
2021年春には2021年版を発表したかったことと思いますが、
その時期も変わってくるかもしれませんね。
まとめ
旅行の前に参考にして間違いないのは「111ハワイアワード」。
日本人好みのお店に出会うことができます。
でも、今年はコロナのせいで発表が遅れていて、時期も未定とのこと。
発表される頃には、旅行の目処も立つ時期なんでしょうから、旅行前に「どこ行こうかな~」という計画の参考にするのもいいかもしれません。
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