今日はメイシーズがハワイの11カ所ある店舗を再開させたり、他のショッピングモールも5/15の再開後から顧客獲得の為のセールを積極的に展開したりと、経済の再開が徐々に見られているハワイ。
ビーチも5/16(土)から再開され、再開日には祝日と同じくらいビーチがごった返したようです。
アラモアナビーチもワイキキビーチも駐車場が満車だったみたい。
感染者数が減っている中、ハワイへの入国者数は段々と増えてきてしまっているようです。
毎日平均300人を超える人が州外から訪れており、5/20には363人になったことがニュースになっていました。
14日間の隔離要請期間も6月末まで延長になっているのですが、「友達や家族に会いに来た」という人が大多数のよう。
それでもハワイでは、「再び外から持ち込まれるのではないか」と懸念されています。
今回のハワイコロナ関連情報は、
・これまでの流れ
・今ハワイでできること、できないことは?
・ハワイの経済はどうなっている?
というあたりをホノルルスターアドバタイザーとHAWAII NEWS NOWからの情報を基にまとめてみました。
今日の感染者数情報(5/23)
ハワイ州保健省が発表している情報をまとめました。
ハワイのコロナウイルス感染者数
オアフ島 414人(要入院59人、死者11人)
マウイ島 117人(要入院22人、死者6人)
ハワイ島 81人(要入院1人、死者0人)
カウアイ島 20人(要入院19人、死者0人)
州外で診断されたハワイの住民 10人(要入院1人、死者0人)
隔離解放者数
オアフ島 385人(約93%)
マウイ島 105人(約90%)
ハワイ島 76人(約94%)
カウアイ島 19人(約95%)
ハワイ州での陽性率
43,252を超えるコロナウイルス検査のうち、1.5%が陽性。
参考:ハワイ州保健省
これまでの動き
ニュースを追っていると、いろんな動きがあって時系列がわからなくなりそうだったので、ここまでのハワイ州の動きを一度まとめてみました。
3月
3月3日
・ハワイ州(オアフ島パールシティ)でコロナウイルスの検査が開始(この時点で陽性者なし)
3月6日
・ハワイ州で初のコロナウイルス感染者を確認(メキシコのクルーズ船に乗船したハワイ居住者)
3月17日
・ハワイ州知事がハワイ訪問者へ今後30日間の渡航自粛を要請
3月26日
・ハワイ州外からの到着者に14日間の隔離を義務付け
3月23日
・オアフ島で自宅待機令の発令
3月25日
・ハワイ州で自宅待機令の発令
4月
4月1日
・ハワイ諸島間の移動者にも14日間の隔離措置を義務付け
4月6日
・ホノルル警察が自宅待機令違反者の取り締まり強化を発表
違反者には、最大で$5,000の罰金か1年間の禁固刑、またはその両方が科される可能性あり
4月17日
・3月からの失業率が37%を超える
4月20日
・マスク着用の義務付け(オアフは公共の場所全域、ハワイ州全土は必要業務のみ)
・オアフ島でコロナウイルス陽性0の日が出始める
4月25日
・ハワイ州全土での自宅待機令、ハワイへの渡航者(島移動も)の14日間の隔離措置が6月30日まで延長決定
・オアフ島で市が管轄する公園やビーチの使用許可(ウォーキングやランニングなど、立ち止まらない活動のみ可能)
5月
5月1日
・ハワイ州知事が一部の経済活動再開を許可(ゴルフ場、一部自動車関連事業など)
5月7日
・ハワイ州全土の自宅待機令を自宅待機推奨令に変更(低リスクの活動再開許可)
★低リスクの活動
天文台、カーディーラー、ペットのグルーミングサービス、必要な手術等を含む医療サービス、必須とみなされていなかった非営利団体、卸業者など
・一部の州立公園、ビーチが再オープン
5月8日
・ハワイ州内のコロナウイルス新規陽性確認0の日が出始める
5月12日
・ハワイ島のコロナウイルス感染した患者が0人になる
5月15日
・ショッピングモールの営業再開(店内飲食、フードコートの利用は不可)
・6月5日より、オアフ島内レストランの営業許可をするとホノルル市長が発表。
5月16日
・オアフ島、マウイ島でビーチの通常利用が再開
・カウアイ島で2週間限定でビーチの通常利用が再開
ハワイで今できること、できないこと
ハワイ州のイゲ知事は4つの段階を踏んで経済活動を再開させていくつもりであると発表しました。
各フェーズと許可される活動は次の通り。
フェーズ1 5/15に終了
命を救い、感染者数の曲線をフラットにする期間
・自宅待機期間(お店も必要最低限の店舗のみ営業)
フェーズ2
注意して活動する期間
フェーズ2−1 いまここ
・低リスクのビジネスの営業再開
(例)自動車販売店、洗車、花屋、ペットのグルーミング、特定の農業、小売(ショッピングモール含む)、修理サービス
・ビーチ、一部の公園での活動が可能
(但し、10名未満の集まりで、他のグループからは6フィート以上間隔をとること)
フェーズ2−2 6/5から徐々に移行予定
・中程度のリスクのビジネスの営業再開
(例)サロン、理髪店、レストラン、ジム、映画館、礼拝所、博物館。
これらの施設はすべて、ソーシャルディスタンスのガイドラインを維持しての営業許可となります。
・10人未満の集まりが可能
フェーズ3 6月中の移行は無いと知事が明言。
「経済の更新、再構築期間」未定の計画が多いフェーズ。
・リスクの高いビジネスの営業再開
(例)バー、クラブ等
・最大50人の集まり(6フィートの物理的な距離のあるもの)が可能
フェーズ4
・全ての活動が制約無くできるようになる
フェーズ3以降は、具体的なイメージがまだ薄いようですが、今のところフェーズ3まではマスクの着用とソーシャルディスタンスは義務化される模様です。
ハワイの経済はどうなっている?
・失業者が37%を超える。
・レイオフ(一時解雇)は20万人を超えた。
・フードスタンプ制度(低所得者への補助的栄養支援プログラム)の申請者が4月で17万人を超える。
現在も1日あたりの新規申請者が平均500件となっている。
・Med-Quest(低所得者向けの健康保険制度)の申請数が急増。
4月だけで1万5000件の申請あり。
・ハワイ州知事が居住者の立ち退きを6月末まで停止するよう補足宣言で要請。
現在アメリカでは通常の失業保険にプラスして、失業者1人あたり毎週$600を支給しています。
それが7月末までという期限付なので、フードスタンプやMed-Questの申請数は8月以降に増加する可能性もあります。
まとめ
- ハワイのコロナウイルス感染者数は落ち着きを見せており、経済活動は低リスクのものから営業再開許可がおりている。
- 今、ハワイで許可されているその他の活動は、ビーチ・公園でのアクティビティ、車での宗教的サービスとなっている。
- 6/5からはレストランが一定の条件のもと、再開予定。その辺りからフェーズ2に入ってくる模様。
- マスク着用義務やソーシャルディスタンス、ハワイへの渡航者の14日間隔離は継続中。
- 経済活動が徐々に再開される中、自粛生活のストレスも見られ、ビーチは混雑気味。
- ショッピングモールはセールを開催するも、顧客は戻りきってはいない状況。
- ハワイ経済は観光業と小売業が多いだけにアメリカの中でも深刻な打撃を受けている州の1つとされている。
徐々に経済活動が再開される中、渡航者が増えてきていることが懸念されています。
ハワイ経済の鍵を握るであろうのは、観光業の復活。
空港では赤外線サーモグラフィーの導入も検討されているようです。
しかしハワイ議会は税収も一気に落ち込んでいることから予算の再編で荒れており、観光業の復帰はフェーズ4辺りになるのではないかと思えます・・・。
早くハワイに笑顔が戻ってほしい!!
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