ハワイのトップオブワイキキが閉店してしまいました。
日本人にも有名な施設が閉店してしまうと、ハワイの経済への打撃を感じずにはいられません。
そしてハワイのコロナウイルス感染者数も増加しています。
今のハワイはどうなっているのか、ホノルルスターアドバタイザーからの情報を中心に、まとめてみました。
ハワイのコロナウイルス新規感染者数
最新のコロナ感染者数はこちらの記事で確認をお願いします。
トップオブワイキキが閉店!
高層階にあって、建物自体が回転することでワイキキのパノラマビューが楽しめるという人気レストラン「トップオブワイキキ」をご存知でしょうか?
DFSの近くにあって、日本人観光客にも有名でしたが、コロナウイルスの影響で閉店してしまいました。
閉店理由は、
新型コロナウィルスの感染拡大にともなう一時休業後、店舗の営業再開についても検討したが、以前の50%の収益しか達成できず、店舗を維持することは不可能だった、ということです。
このレストランにハワイの思い出がある方も多いのではないでしょうか?
とても残念に思うと共に、ハワイの観光業の重要性を感じずにはいられませんでした。
ハワイレストラン協会の元エグゼクティブディレクターだったグレッグ・フレイザー氏は
「レストラン業界の顧客の約80%が観光客であり、このままではさらに多くの店舗が経営難で閉店するでしょう」とコメントしています。
コロナウィルスのパンデミック発生前にはオアフ島内だけで3,000以上の飲食店があったものの、今後、ハワイ州内にある飲食店の25%ほどが閉店や経営難に陥る可能性があるとも言っています。
イオラニ宮殿も資金難
6/19から宮殿ツアーを再開したイオラニ宮殿も、苦しい状態になっています。
「新型コロナウィルスの感染拡大に伴う一時閉鎖によって、1日当たり約7,700ドルの収益がゼロとなったため、現時点で600,000ドル以上の損失を計上しています。
今後、新たな収入がない場合には、3~4カ月で資金が枯渇してしまうでしょう」とイオラニ宮殿のポーラ・アカナ事務局長はコメントしています。
イオラニ宮殿ではツアーを金曜日と土曜日の9:00~14:00と限定して、事前予約制で行っています。
参加料金は、ハワイ在住者と軍関係者は$11.95、子ども(5~12歳)が$4.95、4歳以下の子どもは無料です。
ギフトショップでの買い物も10%OFFにして、ハワイ在住者にサポートを求めている状況です。
イオラニ宮殿こそ、観光客が足を運ぶ場所ですもんね・・・。
動物園や博物館は子どもが楽しめる要素もありますが、イオラニ宮殿は歴史を学ぶ要素が強いのでカマアイナ経済の中では苦戦しているのかもしれません。
どさくさに紛れてモノレール完成も延期
ハワイの渋滞解消の期待であるモノレールの開通がまた遅れると正式発表がありました。
「コロナで資材が調達できない」といった話が4月頃には出ていましたが、ここにきてホノルル鉄道当局の責任者が、
2025年末までに20マイルの鉄道線全体が予定どおりに実際には開通しないことを認め、2026年3月に開通すると見込んでいると語りました。
しかし、この計画にも連邦コンサルタントの一部では「2026年3月に開通できる可能性は65%」という見解がでており、モノレールの開通はもう少し先になるかもしれません。
のんびりのんびりなモノレール計画、
ハワイに住んでいる人でも「自分の生きている間には開通しないかもしれない」なんて話が出ているほど。
2012年にも連邦交通局から助成金を受け取る際の誓約として
「線路全体と21の駅が2020年1月31日までに完成し、稼働する」というものがあったのですが、それすら数年前に放棄されています。
開通すれば駅の近くの土地の価格に変化が出そうですが、
いつになるかわからないようであれば、物件を買うのに条件として入れている人は少ないでしょうね。
まとめ
- 観光業が復活しない為に、飲食店で閉店する店舗が増えてきている。トップオブワイキキもその1つ。
- イオラニ宮殿も資金難となっている。
- ハワイのモノレール計画はここに来て完成がさらに延期に。
2026年3月を目標にしているが、さらに遅れる可能性もある。
ハワイブログランキングに登録中です。クリックして応援していただけると嬉しいです!!
にほんブログ村