ハワイに子連れで快適旅行!
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子連れ

ホノルル動物園は行く価値のある場所か?

ちょっと厳しめのタイトルですね。

私は子どもが生まれてから、2018年に初めてホノルル動物園を訪れたのですが、その時の感想がこのタイトルのようなものでした。
上野動物園は入園料が大人600円だっていうのに、このホノルル動物園は大人$19。

それだけの充実度かと言えば、動物のいないケージは目立つし、動物がいても、暑くてぐったり休んでいる。

唯一良かったのは、ダイヤモンドヘッドを背景にキリンが歩いている様子を見られるエリア。

正直、レベルは無料で入れる市営の動物公園と同じくらいに思えてしまったのでした。
そんな印象を持ったホノルル動物園なのですが、それにはちょっと事情があったようです。

今後、ホノルル動物園が生まれ変わるかもしれないので、その理由について今回はまとめてみました。

ホノルル動物園概要

ホノルル動物園の場所

ホノルル動物園は、ワイキキの東端にあります。

ピンクトロリーでアウトリガーまで乗って、そこから徒歩10分弱。

ホノルル動物園の営業時間

通常9:00am~4:30pm

コロナウイルス感染拡大防止で休業を余儀なくされましたが、
6/5より水~日のみ10:00am~3:30pmで運営再開しました。
(月、火はメンテナンス日、クリスマスは定休日)

料金

料金は13歳以上$19、3~12歳は$11、2歳以下は無料です。

見られる動物

園内で見られる動物としては、

見られる動物
  • アジア象(茶色でやや小さめの象)
  • キリン
  • シマウマ
  • チンパンジー
  • アルバカーキ
  • サイ
  • トラ
  • ボンゴ
  • カバ
  • ワニ
  • 鳥(フラミンゴ等。くじゃくは園内を自由に歩き回っている)

などがいます。

ハワイ固有種や在来種は鳥と植物だけのようです。

その鳥は園内を歩き回っているというのだから、事前にどんな鳥が固有種なのか調べて行った方が良さそうです;

ホノルル動物園にいる鳥の種類はこちら

子ども向け施設は?

・KEIKI ZOOという広場があって、小型の動物とふれあえるようになっているところがあります。

キッズプレイエリアとして遊具がある広場もあります
(ただし日射しの強い日中はすべり台が暑すぎて滑れたもんじゃない;)

→現在はコロナウイルス感染拡大防止の為、KEIKI ZOOも遊具も運営中止しています。

KEIKI ZOO入口

ホノルル動物園に行くときの注意点

・園内は柵外を鳥が自由に歩いています

・とにかく蚊が多いです。ワイキキでは蚊に遭遇することが少ないので無防備で行ってしまうと大変です。

日陰があまりありません。水分はこまめにとれるようにした方が良いです。

ホノルル動物園の最近の動き

AZA認定剥奪と再認定

実は、ホノルル動物園は2016年にAZAの認定を取り消されていました

AZAとは?

Association of Zoos and Aquariums(アメリカ動物園水族館協会)のこと。

アメリカの動物園や水族館について、
「動物の世話と福祉の最高水準を満たし、楽しく、安全で、教育的な家族の体験を提供できる施設」かどうかを調査し、認定している非営利組織。

 科学研究、保全、教育プログラムの支援も行っている。

2020年4月時点で、240の施設がAZAに認定されている。
一度認定された施設も、5年毎に厳格な認定を受けることが必須となっている。

2016年11月、オアフの住民は、動物園の年間収入の0.5%を特別な動物園基金に寄付するという市憲章の改正案を採択することにより、動物園をサポートしました。

そこから動物園は努力を重ね、2020年4月に再び認定を得ることができたということです。

AZAの認定を受けるメリットとしては、繁殖プログラム、組織のリソース、会議などへのアクセスができるようになることがあるといい、これが動物園や水族館にとってはとても大事なことのようです。

私が訪れたのは2018年6月で、まだ改善している最中だったのかもしれません。

キリン2頭が新たに仲間に加わる

2020年5月、アルバカーキ動物園から2頭のキリンがホノルル動物園に寄付されたことがニュースになりました。

ホノルル動物園では1頭キリンを亡くしてから、キリンは1頭しかいない状態になっていました。

そのキリンの「ホヤ」ももう20歳だったので、キリンの飼育下での寿命の25年を考えると、ホノルル動物園にキリンがいなくなってしまう危機的状況だったようです。

ダイヤモンドヘッドとキリン

この時(2018年)はまだ2頭いました。

今回ホノルル動物園にやってきた雄のニーリックスは生後4か月、雌のサンディは、生後10か月ということで、その危機を回避することができました。

今回のこの寄付がAZA認定によるものかは定かではありませんが、寄付元のアルバカーキ動物園もAZAの認定を受けている動物園です。

この流れを見ていると、ホノルル動物園は前に訪れた時とは変わっているのかもな、と思えました。

ホノルル動物園の外にあるおすすめ

ホノルル動物園のおすすめは、体感したものとしては冒頭にも書いたとおり、
キリンがダイヤモンドヘッドの前を悠々と散歩している様子が見られることだったのですが、

ダイヤモンドヘッドとキリン

実はホノルル動物園の外に、訪れてみてほしい場所があります。

それが、「Art on the Zoo Fence」。

ホノルル動物園の外のモンサラット通り側フェンスに、
毎週土日だけ現れるアートの展示販売会です。

散歩していてたまたま見つけたのですが、1953年から行われている伝統あるもののよう。

地元のアーティストが、自身で描いた絵や、写真を展示していて、気に入ったものがあれば、その作者から購入することができます。

いろんな作品が見られて楽しいだけでなく、
作者と話もできるので、気に入った作品がある方は、より思い入れのある1品になります。

私もこちらの写真を購入しました。

額付で1枚$10。

Art on the Zoo Fence

この鮮やかな色の写真が気に入り、現在では我が家の玄関を彩ってくれています。

他にもカラフルで明るい絵を描いているおじさん、モノクロでオシャレなカイルアの写真を撮っている人など、気になる作品や人を沢山見ることができました。

Art on the Zoo Fence

毎週土日開催

時間は9:00am~4:00pm

公式サイトはこちら

まとめ

  • ホノルル動物園は日本の動物園より入園料が高く、動物は暑さで休んでいることも多いので、正直満足度はさほど高くない可能性がある。
  • 2016年に剥奪された認定を2020年4月に再度得られるようになったり、キリンを2頭寄付してもらったりと、現在も努力の最中のよう。
  • 毎週土日にホノルル動物園の外の柵ではArt on the Zoo Fenceが開催されており、アート作品をアーティスト本人から買えるチャンス